PPOS(黄体ホルモン併用卵巣刺激法)とは?わかりやすく解説

不妊治療や卵子凍結について調べていると、
「PPOS(黄体ホルモン併用卵巣刺激法)」という言葉を見かけることがあります。

 

この記事では、PPOS(黄体ホルモン併用卵巣刺激法)とは何かを
初心者の方にもわかりやすく解説します。
メリット・デメリットや向いている人についても詳しく紹介します。

 

 


 

PPOSとは

 

PPOSとは、「黄体ホルモン併用卵巣刺激法」とも呼ばれる、体外受精や卵子凍結の際に行われる卵巣刺激法のひとつです。

通常の体外受精では、卵巣を刺激して複数の卵子を育てながら、排卵が起こらないようにコントロールする必要があります。

PPOSでは、排卵を防ぐために黄体ホルモン(プロゲステロン)の飲み薬を使用しながら

卵巣刺激を行うことで、採卵に適したタイミングまで卵子を育てることができます。

 

特に卵子凍結や、体外受精の採卵周期で多く使われる方法です。

 


 

卵巣刺激法の種類

 

PPOSを理解するためには、まず卵巣刺激法の種類を知っておくことが大切です。

主な卵巣刺激法には次のようなものがあります。

アンタゴニスト法(注射)

排卵を抑える注射を使用する方法。現在もっとも一般的な刺激法のひとつです。

ロング法(注射)

排卵抑制を早い段階から行う方法。安定した採卵数が期待できます。

PPOS法(飲み薬)
黄体ホルモンの飲み薬で排卵を抑える方法。卵子凍結前提の治療で使用されることが多くなっています。

 


 

従来の刺激方との違いは?

 

体外受精では、排卵が起こってしまうと採卵ができなくなります。

そのため従来の刺激法では、排卵を防ぐために注射を使用する必要がありました。

例えば、排卵抑制の注射、卵巣刺激の注射などが必要になることが多く、通院回数や注射の負担が大きいという面がありました。


PPOS法では、排卵を抑えるために黄体ホルモンの飲み薬を使用するため、注射回数を少なくできる可能性があります。これがPPOSの大きな特徴の一つです。

 


PPOSのメリット・デメリット

<メリット>

注射回数を減らせる可能性がある

PPOSでは排卵抑制に内服薬を使用するため、注射回数を減らせる可能性があります。

注射が苦手な方にとっては大きなメリットです。

スケジュール調整がしやすい

PPOSはスケジュール調整がしやすい刺激法のため、仕事をしている方や海外在住の方にも利用されています。

卵子凍結と相性がよい

PPOSは採卵後に凍結を行う治療と相性がよい方法で、卵子凍結や胚凍結などに利用されます。

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)のリスクを低減

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)やAMH高値の場合、OHSS重症化リスクを低減します。

LH(黄体化ホルモン)抑制効果が強い

採卵前の予期せぬLH上昇や排卵済みとなるリスクを低減します。

 

 

<デメリット>

新鮮胚移植が難しい場合がある

PPOSでは採卵周期に胚移植を行わず、凍結後に移植することが多くなります。

全ての人に適しているわけではない
PPOSが適しているかどうかは、年齢や卵巣機能の状態、ホルモン値などによって異なりますので、医師の判断が重要です。

 


 

こんな人におすすめ

 

PPOSの検討がおすすめなのは、以下のような方です。

 

卵子凍結を検討している方

将来の妊娠に備えて卵子凍結をする場合、PPOSが提案されることがあります。

 

注射を減らしたい方

体外受精では注射が多くなることもあるので、PPOSは負担軽減につながる可能性があります。

 

採卵数を確保したい方

複数の卵子採取を目指す場合にも使用されます。

 

仕事が忙しい方

通院回数を減らしたい方にも向いています。

 

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)やAMH高値の方

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)のリスクを抑えやすい、排卵コントロールがしやすい、多くの卵子を安全に確保しやすいなどの理由から検討される方も多いです。

 

PPOSが適しているかどうかは、PCOSの程度やホルモン値、治療歴によって異なるため、必ず医師と相談のうえで治療方針を決定することが重要です。


まとめ


PPOSは、体外受精や卵子凍結に使われる卵巣刺激法です。

 

飲み薬で排卵を抑える、治療時の注射回数が減る可能性がある、卵子凍結と相性が良いといった特徴がありますが、適しているかどうかには個人差があります。

医師と相談しながら治療方法を選びましょう!

 


 

参考文献

・European Society of Human Reproduction and Embryology (ESHRE)

・American Society for Reproductive Medicine (ASRM)

・日本産科婦人科学会

・日本生殖医学会

・岡山二人クリニック

・PubMed掲載論文(PPOS関連研究)

 


 

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